あることないこと

ドーナツの絵日記

庭へ

こんにちは、ドーナツです。

今朝もなにか悪夢を見ました。でも覚えていない。災害や殺人が関係あったと思う、切羽詰まっていて危機を感じた体感だけ残っています。布団をかぶって暑かったせいかな。かといって足が冷えすぎてもよくないので難しい。ウールとシルクが混ざった大坊紡績の五本指靴下に助けられてる。ウールは夏の冷えにもいいです。

なんだか疲れてしまっていたので美しいものを見たいと思い、庭園美術館ルネ・ラリック展へ向かった。幼い頃に箱根にあるガラス美術館で見たのが初めてだったと思う。「トンボの精」という有名な作品を見て、細密な美しさにびっくりした記憶がある。

人が少なかったから、建築に施された装飾もたっぷり見ることができた。ジュエリーから花瓶、インテリアの装飾そして建築に向かっていきながら、カタログを作って大量生産にも踏み出していて作家としてだけでなくビジネスに大成功した人であったのも知った。

美しい場所にいたり、それを見るだけで心安らぐのは不思議だし、すごいことだと思う。自分の中にある素直さや、穏やかさ、美しいところを信じられる気持ちになる。かなり拙い感想だ。いつも自分の中にある醜さに焦点が当たってしまいそれに負けている。醜い心のまま人に何かを伝えてはいけないと強く思うところがあり、それが間違った思い込みだと分かっている。やっぱり美しいものを残す努力をしたいと感じた。真面目すぎる信条、長くは保たないのに。

美術館のお庭でゆっくり散歩、ベンチに座って、とてもホッとした。人とほどよい距離があって自然がある場所は落ち着く。人がいないほうがいいわけではなくて、ほどよくいてほしい。近すぎると色々なことが上手くできない。

そのあとは原宿のHBギャラリーで展示を見た。色彩の扱い方がとても洗練されてかっこよくて完成度が凄まじかった。一緒だったお客さんたちも何度も絵を観て、物販を買ってもまだ観ていて、ほんとに分かる。思い切っているスタイルは本当にかっこいい。もっと大きい会場で個展をしたら良さそうと思った、グッズのような小さい展開も、大掛かりな展開も、どちらにも可能性があるのは強い。感想の語彙が少ないなあ。

東京は一日で色んなものを見られるところが好きだ。

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