良いものを見つける力

こんにちは、ドーナツです。

なんだか体調が悪い人、調子が出ない人、ちらほら見かける気がした。

雨や猛暑で散歩を控えていたけど、昨日は身体を動かそうと思って日が落ちてから散歩に出掛けた。なんだかそこら中で下水の匂いが上がってきていて、臭かった。淀みが浮き上がってくるというか、外でも内でも、目を向けたくないようなことがグッと上がってくるタイミングだろうかと考えたりした。全体的にぐったりした雰囲気。

体調でも精神でも、浮き沈みを繰り返してバランスをとっているものだと思っていた。だけど今年に入ってからは、上下の波はあるけど全体の線はゆっくり下降していってる感じがする。放っておくと重力があるみたいに段々と下がっていく。最低限ここには戻っていたいという基準点や、ここを目指したいという到達点を自分が決めていないと、ただ下がっていく。何かにずっと栄養を吸い取られて、気がついたら歩けなくなってしまう恐怖がある。

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面白いもの、楽しいこと、嬉しいもの、美しいもの。そういうものは向こう側からやって来なくて、自分で探していないと見つけられない。散歩しながらそう思った。散歩ではそれがつまんない景色か、それとも面白い景色になるか、自分で見つけられることが色々あるから。「見つけたい」と思うと片鱗を嗅ぎ分け、物をよく見るようになる。

希望や可能性も、どこかにそれがあると信じているかどうかに掛かっているところがある。思い込みの強さが良い方にはたらけばいい。今、その力がとても弱っている。

良いものを見つける力。それは、筋力のようにある程度練習や積み重ねが必要らしい。「いやそんなの気休めじゃん、くだらない、現実を見なよ、意味ないし無理だよ」という自分の内側から来る囁きに何度も殴られる。そんなつまらないことで潰れたアイデアや計画はたくさんある。

一人で自分と格闘してきたけど、もはや無理なのかも。伴走者がほしい、自分を励まして理解してくれる第三者。ジムで言ったらトレーナー。心にもそんな人が必要だと思う。寄り添いや慰めより、自分に必要なのは励ましだ。

大変なのだから何もしなくていい、よりも、あなたなら大丈夫だから頑張って、と言われたほうが元気が出る。大丈夫で安心な、大きい舟のような人になりたいわけだから。