目が合う幸せ

こんにちは、ドーナツです。

滞在したのは山と湖が見えるホテル。とてもクラシックなホテルで、心の中にある原風景のひとつでもある。ここ十年内で改装され、良い本が沢山並ぶライブラリーと景色を楽しめる温泉がついて一度来たら完全に離れたくない感じになっている。

-

マスクをしたまま会話をするようになって一年以上経つけど、出先で会うお店の人は顔全体を見ることはない。だから相手の意図を知ろうと目をよく見るようになって、言葉以外にそこでも会話するようになった。

ホテルの従業員の方とは泊まっている間、ある程度は顔を知りお世話になるので、何人もの方と目を合わせ話をした。顔が半分隠れていてもその人らしさは充分出ていて、面白かった。ホテルの方は服装も同じなので余計に違いは出るのもある。

目をパッと合わせ話をしたとき、お互いに好意があることが分かったりする。いつもあの感じが不思議だ。一瞬なのに「この人、素敵な感じだな」と思うのが伝わり合う感覚に新鮮に感動する。もちろん相手に確認をとってないので勝手な妄想かもしれないけど。好意を感じてから仲良くなるために相手へのアプローチを考えるのはいつも新鮮で楽しい。上手くいくかどうかなんて最初はどうでもいい、誰かを素敵だと思えたことがまず嬉しいし、その人を思い出すと幸せだし、なんだか誇らしい気持ちだ。この、最初の感覚がいつも大好きだ。

素敵な人、優しい人と、何人も目が合った。
それだけなんだけど、とても良かった。