あることないこと

ドーナツの絵日記

重たさ


体を休めなくてはならない時は、余計なことを考えずとにかく休む。
気持ちも穏やかだしスッキリとしている。

じきに元の体に戻っていくと、考えなくてはならないことが舞い戻ってくる。自分の中では、これを「正気に戻った」と表現する。

元気な時はいつも、体や心がちょっと重い。それを軽くするために文章や絵を使うが、軽くはなっていない。きっとデジタルな空間の中だけにあるせいかもしれない。形あるものは、自分とこの世を繋ぎ止める。

もっと気楽に、と、人から何度も言われ、自分でも何度も思った。抜けているところは底なしに抜けまくっているが、生きてることそのものが結構重たい。身軽でいようとするのは内側にある重さの反動でもある。

重いものと共に生きている人が、自らの力で重さを昇華して、周りの人と分かち合うことができているのを見ると、あきらめてはいけないと思うのでした。

 

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